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鶴瓶・瑛太がモントリオールから帰国 レッドカーペットは「誰もいなかった」

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 カナダで開催中の『第33回モントリオール世界映画祭』で映画『ディア・ドクター』(西川美和監督)の上映に立ち会った主演の落語家・笑福亭鶴瓶と俳優・瑛太が5日、成田空港に帰国し報告会見を行った。レッドカーペット(RC)を歩いた感想について、鶴瓶は「実は周りに誰もおらんかった。(すでに報道されているRCを歩いている写真は)嘘の笑顔や」と衝撃の告白をした。

成田到着直後に会見を行った笑福亭鶴瓶と瑛太 

成田到着直後に会見を行った笑福亭鶴瓶と瑛太 

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 同映画祭でRCセレモニーが行われるのは、オープニングとクロージングのみであることを事前に知らされていなかったというが、期間中はRCが設置されたままなので「せっかくタキシード持って、嫁さんにも高い服を買うてあげたというのに、俺は何しに来たのか。レッドカーペット歩かせてくれと頼んで、歩かせてもらった」という。瑛太も「それっぽい写真を撮って、友達にメールしていたんですけど、バレてしまいましたね」と笑った。

 同作は、山あいの小さな村で献身的に働いていた一人の医師がついた、一つの“嘘”から始まる物語。RCの件はご愛嬌だが、鶴瓶は「30年以上、芸能界でやってきて、嘘かホンマか、ホンマか嘘か、自分が何者なのか、どれが本当の自分なのか、正直ようわからん」などといいながら、初の主演映画で海外の映画祭を経験し、“俳優業”もまんざらではない様子。瑛太は「海外の映画祭を意識して映画に出演することはないが、改めて映画って素敵なものだと思った」と充実した表情を見せた。

 同作は昨年、同映画祭で最優秀賞(グランプリ)を受賞した『おくりびと』と同じコンペティション部門に出品。一緒に帰国する予定だった西川監督は受賞の可能性があることから急遽、現地に留まることになり、「俺が話すと嘘っぽく聞こえるから瑛太から話してや」と鶴瓶に促された瑛太が「今回の映画祭の中で一番拍手の量が多いし、上映後に会場に(30分以上も)観客が残っているのは、ほかの作品ではあまり起きてないので、(受賞を期待して)いいんじゃないかということで…」と説明した。

 授賞式は日本時間で8日(火)午前8時(現地時間7日午後7時)より。映画『ディア・ドクター』は全国で公開中。

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